■ユーザー分析ができるサービスとして非常に有効
googleアナリティクスもユーザー分析機能が拡充しつつある。しかし基本はアクセス解析ツールなのでペルソナやカスタマージャーニーの把握はなかなか難しいのが実情だ。いいサービスがないかなと探していたら「juicer(ジューサー)」が見つかった。サービスとして無料と有料版がある。
よく機能を見ると、分析解析機能がメインではなくオープンDMPがメインらしい。オープンDMP活用には有料版が必須だが、Web解析レベルでの活用なら無料版で使える。
●無料版でも訪問者の属性が詳しく把握できる
日本国内に限られるが訪問者の属性情報が把握できる。ここが大きい。念のために言っておくが個人情報ではない。訪問者の「住んでいる地域、年齢、性別、職業、IP等による企業名」などがわかるというレベルだ。また何らかの基準により評価された「訪問者の熱量(興味レベル)」を見ることでもできる。
無料版では「juicer(ジューサー)」単体、またはGoogleアナリティクスとの相互分析によりWeb改善に利用するという使い方がスタンダードだと思う。具体的にはマーケティングオートメーションの導入前検討や、運用のペルソナ策定、カスタマージャーニー策定に有用な情報だと思う。ネックなのが、無料版の場合は、残念ながら統計データとしてみることができない。一人ひとりの情報を見ることになるため、全体印象で判断するしかない。
●DMPとして利用するなら有料版が必須。CRMやMA他のシステムと連携して活用できる。
有料版は様々なデータ活用ができるようだ。またオープンDMPとしてCRMやMA、また広告配信と連携することでリードジェネレーションの最適化のためのデータ活用ができる。
■juicer(ジューサー)ができること
●juicer(ジューサー)無料版で出来ること
juicer(ジューサー)の基本機能は以下の通りだ。
- ペルソナ分析
- NPS「ネット・プロモーター・スコア」(顧客の気持ちを知る独自指標)
- ユーザー分析(一人一人の行動をドリルダウンできる)
- A/Bテスト
- BtoB分析
- アクセスログ分析
- リードスコアリング
などが利用できる
無料版でも新しい気づきがあると思うので一度試されてはいかがだろうか。
●juicer(ジューサー)有料版で出来ること
無料版プラス以下が活用できる
- データ活用
- サイト訪問ユーザー1人ひとりの詳細なデータ
- 毎月自動で作成される「DMP分析レポート」
- MA/CRMツール連携
- 広告配信連携
- 検索キーワード分析