■高機能メール配信サービス「配配メール」からマーケティングオートメーションツールが提供
メール配信サービスで有名な「配配メール」から、メールマーケティングに特化したマーケティングオートメーション『Bridge』の提供が発表された。2019年11月の公開したようなので12月現在では出来立てのほやほやである(笑)
「配配メール」 は高機能メール配信システムとして有名ではあるが、MAに乗り換えたいユーザも存在し、新サービスとしてMA機能の提供を開始したということだろう。
ただしマーケティングオートメーションは、その複雑さとタスクの多さから、導入時点で企業の導入失敗事例が散見される。原因は操作等の複雑さ、コンテンツ作成を含む作業量の増加、解決しなければならない課題が増えて手が付けられなくなるという現象だと考える。導入してからこうした問題が初めて露見するという事だろう。
『Bridge』 は、そうした失敗を防ぐため、特にメールマーケティングに特化し、中小企業の担当者でも運用が可能な機能に絞っている。
ユーザの需要に合わせて特徴を見出すMAツールは好感が持てる。
■『Bridge』ができること
「Bridge」では、中小企業の兼務担当者で ありがちな業務多忙、しかも低予算で体制不備、などの課題をクリアーすべく、身の丈にあった必要な機能に限定して提供しているようだ。 MAとしては至極当然であるが、「顧客の見える化」とその温度(興味レベル)を把握した上でナーチャリングアプローチが可能なメールオートメーション機能はしっかりと用意されている。
メール配信サービスを使っている企業には親和性が高く、また無理なく利用できる可能性がある。
●特徴
- 見込み顧客を見える化 (ホットリード抽出&配信)
- 短時間での運用開始 (自動配信のトリガー設定も簡単)
- 低予算で運用可能 (低予算で無理なく効果を出せる)
- 「配配メール」 からの移行はシームレスに行える(MA機能が追加される)
●機能
「Bridge」 はベースとして「配配メール」を使い、それにMA機能を追加して提供しているようだ。以下のような機能構成となっている
- HTMLエディタ
- ダッシュボード
- Google Analytics連携
- ステップメール
- 複数From指定
- ABテスト配信
- 登録/解除フォーム
- 空メール
- 複数アカウント発行
- 権限設定
- メール承認依頼
- ホットリード抽出 「Bridge」
- トリガーメール 「Bridge」
- ステータス自動変更 「Bridge」
- シナリオメール 「Bridge」
- STARTTLS(暗号化)対応(オプション)
- 添付ファイル送信 (オプション)
- 外部システム連携 (オプション)