■SWOT分析で気が付いてない自社の課題、さらに強みも見えてくる。
アメリカで多用されるマーケティング系のフレームワークも、日本では2つの理由で使わないケースが多い。それは「そもそも知らないから使えない」と「わかっているけど使わない」というケースだ。非常にもったいない。
実は分析してみると意外な気づきがあり、またロジカルに整理させることで、新たなアイデアや戦略が見つかる事が多い。今回紹介するのはSWOT分析は、特に自社分析においてマーケティング戦略の課題発見と、強みの再確認に有効だ。
●SWOT分析とは
SWOT分析とは、企業の経営戦略やマーケティング戦略、改善施策などの立案に活用されるフレームワークだ。内部環境を強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、外部環境を機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) で分析を行い、戦略を導き出すことからSWOT分析と呼ばれている。
●騙されたと思ってSWOT分析を使ってほしい
フレームワークの概念の理解、そして実作業はさほど難しくない。だから一度でも騙されたと思って分析を試みてほしい。全社マーケティング視点で分析することも必要だが、例えばWebリニューアルや戦略立案を中心に分析することもできる。
●「S:強み」、「W:弱み」、「O:機会」、「T:脅威」の情報確認は精度高くしてほしい
作成にあたり企業の内部環境と外部環境の正確な情報を集めるのに少々手間をかけてほしい。具体的にはSWOTの名前の通りだが「S:強み」、「W:弱み」、「O:機会」、「T:脅威」の分析は自分の理解だけで作成すると見誤る可能性がある。詳細は紹介するコラムに譲るが、この点を注意すれば、新たな課題発見と、強みの再確認ができ、さらに意外な戦略が見いだせる可能性が十分にある。
■本コラムでわかること
SWOT分析はしっかり理解しないで取り掛かると間違った結論に至ってしまう。このコラムでは概要やもちろん、具体的な作成法まで解説されている。短いコラム名なので熟読してSWOTに取り組んでほしい。