Webアクセシビリティは一時期、企業サイトの担当者から必ず要望があったキーワードであった。最近は落ち着いてきた印象もあるが、考え方や定められた基準は、大切なものだと考えている。ここで紹介するサイトから引用して「
Webアクセシビリティとは」を簡単に説明してみよう。
● 「 Webアクセシビリティとは」
「より多くのユーザーが、より多くの利用環境から、より多くの場面や状況で、Webコンテンツを使えるようにすること。」であり、それは「時代や社会からの要請」でもある。
https://weba11y.jp/basics/accessibility/accessibility_index/
Webサイトやアプリケーション等で提供する情報、サービスや機能を、一人でも多くのユーザーが利用できるようにするために不可欠な品質基準の1つ。
https://weba11y.jp/basics/accessibility/accessibility_index/
以上の通りだが、時々身体障碍者の補助のためと勘違いしている人がいるが、基本的にはブラウザを閲覧しているすべてのユーザーに優しいホームぺーじを提供するガイドラインだと考えている。
■無理にハードルは上げなくてもよい。
前記で述べた「企業サイトの 担当者から要望があったキーワード」の頃は、等級AAAか最低でもAAを目指すように言われたものである。ただ、これを達成するには何かを犠牲にしないと実現できない事は否定できない。必ずしもハードルの高いAAA、AAを目指すのが正しいと私は思わない。
しかるべき戦略、目的、ポリシーがあるなら、それを優先しWebアクセシビリティは部分適用でも問題ない。つまり部分適用でも価値は十分にあると考える。そうした意味も含めて Webアクセシビリティ の理解を深めることは重要だと思う。そんな中で「エー・イレブン・ワイ 」という、Webアクセシビリティの情報提供Webサイトを発見した。
■「エー・イレブン・ワイ 」でわかること
「エー・イレブン・ワイ 」は単なるブログと違いサイト全体が「Webアクセシビリティの情報提供Webサイト」となっている。Webアクセシビリティ コンサルをビジネスとしている企業のオウンドメディアではあるが、情報量と質においてかなり充実しており、Web担当者ならば是非とも参考にしたほうがよい。
コンテンツ内容
●ニュース
Webアクセシビリティの性格上、世の中にニュースは多くは無いが重要なニュースは抑えた方が良い。
●基礎知識
入門編の基礎知識。
●実践ノウハウ
実践ノウハウは実際の対応方法が分かりやすく解説されている。逆引きガイドラインはわかりやすくまとまっている。
●ツール
こちらも実用的。アクセシビリティのチェックツールから フレームワーク、
JavaScriptのライブラリ も紹介している。
●ブログ
こちらは更新があまりされていない。トレンド等の触れてほしいなと思うが。
●用語集